家のエクステリア工事に欠かせないのが樹木計画ですね。
イングリッシュガーデン(英国式庭園)やビオトープ(自然と共存する庭)など様々な流行もありましたが最近は建物自体がシンプルなものも多く、たくさんの樹木を庭に入れ込む事も昔に比べると少なくなってきました。
けれど人間がつくる造作物の中に1本樹木を入れるだけで自然を感じられ、建物の印象も柔らかくなるのはみなさん肌で感じられているようです。なんとなく『いいな~』と思ってしまう家も以外と"緑のおかげ"ということもあるかもしれません。
さて、そんな中最近多くなってきたのが『縁起樹を入れてほしい』というご要望。新築時に植える木はそのまま記念樹となりますものね。
今日は縁起樹について少し書いてみたいと思います…♪
昔から日本には縁起樹とよばれる、いわゆるめでたい樹木というのがあります。縁起樹はその樹木自体に運勢をよくするとか素晴らしい能力があるものではありません。もちろん生物的なエネルギーはもっているので、人間に良いパワーをくれることもありますが、これを植えれば何となくラッキーかも♪というお守り的要素が強いものです。これは一部風水を由来としているものもありますが、理にかなった人間の知恵だったり、単に語呂合わせだったり…調べてみるとなかなか面白いですよ。
先人の知恵からきたものでは 「ヒイラギ」…鬼を寄せないトゲの葉、魔よけとして鬼門に植える。
(勝手口などから泥棒の侵入を防ぐ。)
「サンゴジュ」…火に強いことから火災除けとして。
(水分を多く含み、防火樹となる。)
語呂合わせの代表的なところでは「ナンテン」…難を転じる
「クロガネモチ」…苦労して金持ちになる
「マンサク」…万年豊作
「カリン」…お金を借りない
などなど…。この他にも書ききれないくらいたくさんありますよ。
気になった方は調べてみるのも面白いかも。
でもやっぱり自分の庭に植えるのだから、気に入った樹木を植えて、それをどれだけ大事にしてあげるかが一番大切なのかもしれません。
お水は足りているか?、害虫や病気は大丈夫だろうか?樹木は何も言わないけれどやっぱり生きているものだから気にかけてあげましょうね。
これから暑い夏がやってきます。うちの展示場にも樹木がいっぱい、水やりシーズンの到来です!!私たちもがんばるぞ
写真は展示場にあるレモンの赤ちゃんです。一cmほどのかわいい実がたくさんつき始めました。
これからどんどん大きくなってくれるといいな~(^o^)/